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小鳥との生活

“手乗り”の小鳥は眼が開く直前で羽毛もほとんど生えていない時に親から離して人が育てます。そして25日令位から売りだされています。羽毛は少し生え揃い始めていますが体温の維持も困難で、極めて不安定な時期です。従って次のような注意が必要です。

・温度管理…‥29〜30℃が最も理想的です。温度計を用いて必ず測定してください。手揉みカイロ、赤外線ランプなどは比較的使いやすく安全です。雛を入れておく容器としては保温性能から升箱(ますばこ)よりも孵篭(ふご)が推奨されています。

・食餌管理
・ムキアワ(アワタマ…ムキアワに卵黄をしみこませて、乾燥したもの)を10分位煮て十分にふやかす。お湯は捨てます。
・これにすり鉢ですった青菜(小松菜・シロナ・チンゲンサイ・大根の葉)を同量混ぜる。
・湯煎するか、電子レンジで加熱して40℃位のものを与える。
・この際ボレー粉(カキの貝殻)を5〜10%加える。
・冷たくなると食べなくなるので、繰り返し加熱しながら与える
・最後に、残った緑色の湯をスプーンにすくって口元までもっていって飲ませる。
◎ 一回に作る餌の量は一羽当たりせいぜい小匙半分位にして下さい。変質しやすいので毎回新しく作り変える。
・当初は2時間毎に与えるが成長に従って間隔を長くする。

・その他…‥雛がしだいに成長して飛ぶようになっても急に金網篭に入れないで、 夜間だけでもフゴに戻して保温を続けることが大切です。  
 
・クル病…‥もし雛がムキアワ(アワタマ)のみ与えられていたとすると、カロリーは充分なので太ってはいますが、自分の体重を支えるだけのしっかりした骨格ができていません。餌の中のカルシュウムやビタミン類が不足しているためです。いわゆる典型的な佝僂病(クル病)です。初期は片脚を痛がったり、飛べなくなったり、やがて両脚でもて体を支え切らずに、翼で支えて前進するようになります。

・クル病の治療…‥上記の餌の配合のうちボレー粉をお渡しする骨髄粉末製剤(ビタミン加)に代えてください。この餌を充分に与えることができれば、ほぼ10日位で脚を使い始めます。回復が思わしくない時は他の病気の併発も考えられますのでご来院下さい。

ダクタリ動物病院 大宮病院 
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