カメの健康管理と病気
(ニホンイシガメの飼い方)
ニホンイシガメ(A)とクサガメ(B)の鑑別法
幼体の名称 甲羅 背甲 腹甲
キール(背甲の縦に隆起した部分)
A ゼニガメ 円盤状で丸い 赤褐色 黒色 明瞭なものは無し
B ゼニガメ 暗褐色 暗褐色
3本はっきりとある
頸部の模様
A 無し
B
目から頚かけて黄緑色の不規則模様
両種の交雑種
個体変位が大きく、背甲にキールはないが首にかけて黄緑色の不規則模様がある。
また逆に、明瞭なキールがあるが頸部の模様が欠落している。
飼育ケージ
大型のプラスチック・ケース
大型の水槽(60cm以上)
幼体から亜成体。 成長に合わせてさらに大きく。 大型の衣装ケース
1
理想的には屋外でしかも上陸できる砂場があること。良好な健康状態を維持しやすい。
繁殖と長寿が期待できる。逃げ出さないように工夫が必要。犬・猫・その他の動物に襲われないようにも工夫がいる。
2
アクア・テラリュウムでの飼育
水深 首を伸ばせば楽に呼吸ができる深さ。
陸上部
その個体が完全に甲羅を乾かせるのに十分な広さがあること。
3
日光浴
水場と陸上に半分くらい必ず日陰を作ってやる。
夏の小さな器では温度が上がり過ぎて危険である。十分な注意が必要。
4
餌
雑食性であるが、動物食の傾向が強い。小型淡水魚・小型淡水エビ・昆虫を主食とし、 カメ用人工飼料(レプトミン
)は補助的に与える。
冷凍してあるものは完全に解凍してから与えること。
気温・水温によって活動量が異なる。気温が高い夏場は多く、春先や晩秋には量を減らす。
幼体
毎日二回(朝・夕)食べるだけ与える。
成体 一日一回または一日置きに一回与える。
5
栄養添加剤
爬虫類両生類用の栄養添加剤(レプチカル )、Caの補給にはBPDs (骨髄の乾燥粉末)
を餌に含ませて与えると良い効果が期待できる。
6
水換え
使う水は水道水を2〜3日汲み置いたものを、温度を合わせてから換える。
濾過装置を使っている水槽では水はかなりきれいにみえるが、食欲のある時は水も相当汚れるので、水交換はこまめに行うようにする。
7
雌雄の判別
a 雄より雌の方が大型になる(性的二型)。
b
性成熟に達するのは雄で3年(甲長8cm以上)、雌で11年(甲長15cm)。
c 成体の尾の形態による雌雄鑑別
雄 →
尾の基部が太く、全体に長い。総排泄孔は背甲の外縁より外側にくる。
雌 →
尾の基部はやや細く、全体的に短い。尾を伸ばしたとき総排泄孔は背甲の内側
d
自然状態での産卵は6月中旬〜7月に、2〜6個産む。8〜10月に孵化。
8 冬眠
ケージで飼育しているときは冬場は熱帯魚用のヒーターで20℃位に保温して、冬眠させないほうがよい。十分に準備できなくて冬眠に入ると死んでしまうこともある。